面白かったですよぉ
番組が「北九州在住のクリエイターにクリエイションについて語ってもらう」という内容なだけに、自由奔放にモノづくりについて語らせてもらいましたーっ
いやぁ、楽しかった!
担当の池田さんに促されておしゃべりしているといろんな事に気付かされました。
”私のモノづくりの展開の仕方は ”脱線”だったんだ。。。”
知りませんでした。
でも敢えていつもそうしていました。
それが ”脱線”だという事に気付いていませんでした。
そしてもうひとつ。
”人間の活動の中にある、デジタルから漏れているところを追求したい”という事。
どうして生の演奏がしたくなったんだろう。
どうして楽器に触りたくなったんだろう。
10年以上前の事。デジタルの音源は上下の周波数をカットしているということを知りました。
情報として聞くと「あー、そうだろね。」と思ったけど、「じゃそのカットされた所があるとどうなの?」とも思いました。
周波数の上下を切り取るという事は、その部分の感覚的に受け取るモノをも切り落としてしまうということなんだそうです。
アナログのレコードのノイズや、生の演奏にはそれがある。
実際CDをかけて音楽を楽しむのとライブで聞くのとレコードで聞くのってそんなに違うの?とはじめはよくわかりませんでした。
だけど、バイオリンを触るとよくわかるんです。
響いているのと響いていないのの違いが分かる。自分の皮膚が動いているのがわかる。皮膚が動いて情動を揺さぶられるのが分かる。
や。分かるんです。
ある人が言っていました。
「デジタル音源で上下の周波数を切り落とすと、その部分の感覚の刺激も無くなります。感覚の刺激の幅は、すなわち受け取る人の感性の幅につながるので、感性を豊かにしたければ、その幅を制限すべきではない。」
みたいなことを。
そうだ。そしてこれは私は実感としてわかりました。
だから、楽器が好きになったんでした。
生で話しを聞いて、その言葉の情報を受け取るだけじゃなくて、その人の感覚や思いをも受け取ろうとしました。
そしてダンスが変化していって、パフォーマンスができて、その中にいろんな刺激を入れていきたいと思ったんでした。
いやぁ、面白かった!
池田さん、ありがとうございましたっ
池田さんが、ライブの感覚が分かる方だったからこのトークが成立したんだなぁと思いました。
そして、私が「面白いっ」と思うツボも理解してくださったから盛り上がったんですよ。
いやぁ、よかったよかった。
わかったからには、そっちに向かってやってみますよぉ
脱線しまくりで、アナログとニッチな感覚を追求してみよう!
あはは。
これまた、考えるだけでムフッってなります。
http://www.ustream.tv/recorded/105952475
= つかのみき =
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